英語学習

英文を頭から読んで理解する 直読理解

f:id:morisan3rd:20201206212956p:plain

TOEICのリーディングパートは時間が足りないので速読が求められます。速読で大切なのは目を早く動かすことではなく、文を返り読みをしないでまっすぐ読んで行くこと。そして1度読んで理解できることです。

 

例えば、Part5は1問に掛けられる時間は約20秒なので返り読みしたら時間が足りなくなる可能性大です。Part7も1問1分ペース。かなりのスピードです。(僕の場合は5~10問位塗り絵をしてしまうので、当然ながら、もっとはやく読めるようになる必要があります。そのため、ここで考察しています。)

 

僕(現在800点)が、先頭から読んで理解しているかどうかというと、場合によります。文が長いと一度読んでから、もう一回読むということを結構やっている気がします。1度読むのは、主語がどれで動詞がどれだ、という文の構成を大まかに把握するためにです。そして動詞を見極めた後に訳し始める感じです。(もっと早く読めるようになるためにはこの癖は改める必要がありますね。)

 

ここで、返り読みが必要な状態を考えてみます。

例えば、

 

I go to the library.

私、行く、図書館

 

ほとんどの人は、英語の語順のまま前から読んで理解することができると思います。

でも、英語を初めて習う場合はlibraryを先に訳してからgo to に戻らないとうまく理解できないかもしれないですね。

 

次の例はいかがでしょう?

I will go to the library that has been renovated.

TOEIC600点位あれば、返り読み無しでも理解できるレベルかなと思います。

 

でも、

The man having several books will go to the library that has been renovated.

 はいかがでしょうか?僕の場合は、かなりの確率で返り読みすると思います。動詞が何かを判断しなければならないからです。(全体を一度読むのはこのためです。)

 

つまり、返り読みしてしまう確率が高いのは、文が長い場合で動詞と準動詞が混在している場合だと思います。

逆に言うと直読理解できる力とは、長い文章でも返り読みがなくても真の動詞が1度で見抜ける力だと思います。

 

返り読みなしで直読理解できるようになるには、スラッシュリーディングが良いと言われています。

The man / having several books / will go to /the library /that has been renovated.

のようにスラッシュで切って、そのかたまり単位で理解して繋げていく読み方です。さらに文法知識を活用して、主語の後には動詞が来るなどの予測をして読んで行くのが良いそうです。文法知識があっての上のスラッシュリーディングですね。

 

例えば、

The man / called by his boss / ran away / from the office.

という文があったとします。目指すべきはスラッシュリーディングをやりながら、最初のcalledが動詞の過去形ではなく過去分詞で後ろからman修飾しており、本当の動詞はran であるということが一回読んだだけで分かることです。

 

これができるかどうか、結局のところ、どれだけ英文に触れているか、どれだけ練習しているかが勝負になってきそうです。だから、英語には長い勉強時間が必要なんだと思います。

スポンサーリンク