今日のスタディサプリのPart2の問題から
I’m going to turn down Ms. Wilson’s offer.
Wilsonさんの申し出を断るつもりです。
引用) スタディサプリ English TOEIC
こちらは選択肢ではなく最初に聞く文です。Part2は最初の文が必ず疑問文というわけではなく、平叙文が読み上げられる場合もあります。この問題の正解の選択肢は「彼女はがっかりするでしょう。」でした。
最近のTOEIC Part2では最初に平叙文を読む場合がかなり増えたと思います。平叙文の場合はWhenやWhereから始まらないため、とっさに状況が想像できないことがあるので結構難しい問題だと僕は思っています。
今日、分からなかった単語はturn downです。断るという意味の熟語です。(turn downは知っている人がかなり多いのではないかと予想しています。)僕もどこかで勉強したような気はします。ですが、実際に問題が解けなかったのでこれを機会に覚えることとしました。
- turn down と refuse
まず、気になるのはrefuseとの違いですね。Longmanの英英辞典では
turn down:
to refuse an offer, request, or invitation
引用)turn somebody/something ↔ down | ロングマン現代英英辞典でのturn somebody/something ↔ downの意味 | LDOCE
refuse
to say no to something that you have been offered
これだけでは良く分からないので、さらにwebで調べてみると、refuseのほうがきっぱり断っている。turn downのほうがやんわり断っている、口語的などの解説が見られました。分かりやすかったのは以下です。
https://eikaiwa.dmm.com/app/uknow/word/refuse/zga0ELstQmCjlQAAAABhoA
- rejectやdeclineとの関係
さらに調べているうちに、断るの意味の表現にはrejectやdeclineもあることに気づきました。どっちも意味は知ってはいたのですが、turn downやrefuseとの関係はやっぱり不明なのでこれも調べました。longmanの英英辞典では
reject:
to refuse to accept, believe in, or agree with something
引用)https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/reject
decline:
to say no politely when someone invites you somewhere, offers you something, or wants you to do something
rejectの反対語にはacceptがあって受領です。なので何か理由があって拒否されるのがrejectのようです。
rejectは僕にとって馴染みのある言葉であり、論文を書くときによく使います。それは論文を学会に提出して審査の結果不採用になるときにrejectと表現されるからです。だいぶ古いですが、女性研究者がSTAP細胞の論文をNatureに投稿して、論文の審査後に掲載され、後にその捏造が問題になったことがありますよね。この論文の審査にはacceptとrejectが使われます。Natureなどの論文誌に論文の掲載が認められるのをacceptされたと言い、その反対の掲載拒否がrejectと言います。
最後のdeclineですが、longmanの英英辞典の訳にあるようにpolitlyが入っているので丁寧に断るという意味で良いと思います。他のwebを見てもdeclineはrefuseやrejectよりも丁寧だという解説が書いてありました。例えば
・まとめ
以上をまとめると、拒絶の強度でturn down , refuse, reject, declineは分類できて、キツイ言い方順に
decline ≒ turn down < refuse < reject
turn downは口語的である。
rejectは拒絶理由がある。
declineは丁寧に断っている。
じゃないかと思います。上記は僕が調べた限りの見解です。正確に知りたい場合はネイティブの確認をお願いいたします。