NCC綜合英語学院の1回の授業は3時間から3時間半に及びます。とても長く感じられますが実際に授業に出てみればあっという間の時間だと思います。授業の流れは以下です。
- 宿題チェック (約30分)
- ECOPの学習 (2時間~2時間半)
- インタープリテーション (約30分)
の3部構成になっています。
1.宿題チェック
宿題については、
において詳しく紹介しました。
2.ECOPの学習
ECOPとはEnglish Constructions for Oral Practiceの略で日本語をどのように英語で表現していくかを学ぶNCC独自の教科書です。製本されていないためかオリジナル感あふれる教科書です。教科書といっても文法の解説が書いてあるわけではないので授業に出ないとすべてが理解できません。
授業の進め方の基本はECOPに書いてある日本語を生徒が英語に直していき、その都度先生が解説していくスタイルで進められます。この中で文法事項、必要表現、通訳理論等を網羅的に学んで行きます。学んだの項目は、その授業一度出てきて終わりでなく、日を改めた別な授業で何度も何度も出てくるようになっているため、最終的に記憶に残るように工夫がされています。
NCCの授業の最大のウリは、日本人が英語をできるだけ簡単に間違いなく話すにはどうすべきかということが深く研究されており、”得意わざ”として教えてくれることです。例えば、以下の例文を英語に直す場合どうしますか?
「先生は外国に行く予定と言った。」
↓
The teacher said that he would go abroad.
とすると時制の一致のためのwillではなくwouldを使う必要が日本人には間違いやすい事項となります。he will go abroadと言ってしまいそうです。そこで時制の一致の回避として according to が教えられます。得意わざであるaccording to を使うことにより
According to the teacher, he will go abroad.
と話すことができ時制の一致の文法を避けることできるのです。これでスピーキングが楽になります。
このような得意わざをNCCでは沢山教えてくれます。授業の様子はNCCの公式web*1で公開されているのでぜひご覧下さい。according toも書いてあります。このwebのものはとても重要な表現が盛りだくさんなのでNCCに通われない方もすべて覚えることをお勧めいたします。
webをご覧になった方の中には少し難しいと感じた方がいるかもしれません。これは中級クラス(英検1級やTOEIC900点を目指すクラス)の授業なので元の文が長めで少し難解ですね。でも大丈夫です。下のクラスである初級クラス、中級準備クラスは短い文を使って同様の事項を学んでいきますし、授業ペースもゆっくりなので初心者の方でもついていくことができます。
この授業はTOEICの先生である中村澄子先生も推薦しています。
3.インタープリテーション
インタープリテーションについても別途書きたいと思います。長くなりましたので、今日はここまでにしたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
NCCはとても優良な学校です。ぜひ門を叩いてみてください。
*1:NCCの公式サイトに飛びます