NCC総合英語学院に通っても思ったような成果が出ない人もいます。そこで、NCCに向いている人と向いていない人を考察してみます。なお、NCCに向いてない人は努力しない人とは定義はしませんのでご安心を。
1 NCCに向いている人
-
スピーキングを鍛えたい人
NCCに入学してくる人のほとんどはスピーキングを鍛えたい人です。当然、授業もスピーキングを重視しており、通訳理論を取り入れて日本人がしゃべりやすい方法を教えてくれます。英語にも日本語同様に色々な表現があるので、日本人が話し易い言い回しを教えてくれます。特に「得意技」と呼ばれる日本人用の英語をしゃべるための型は非常に価値があります。例えば、日本人は時制の一致を考えながらしゃべるのはとても苦手にしているので、「according to 」を使って時制の一致の文を回避するなどです。初めての方には、どうゆうことか分かりにくいかもしれませんので公式webを見てみて下さい。「According to」 の使い方(ページの真ん中辺り)が解説されています。このwebページの授業実況中継は授業で使う得意技を連発していますので、このwebページを覚えるだけでもスピーキングが楽になると思います。もちろん、スラスラ話せるように練習は必要ですが。
また、宿題にインタープリテーションというものをやるのですがこれもスピーキングの練習です。日本語を英語に直して瞬間英作文していき、できるだけ早くしゃべれるように練習をします。この宿題からもスピーキング向けの学校であることがわかります。
-
文法力を向上させたい人
NCCでは文法を特に大事にしています。NCCでは読めないものは聞けない。書けないものは話せないということをモットーにしているので文法力を鍛えていきます。文法の教え方はよく練られているなぁと思います。必要な文法知識が繰り返し出てくるようテキストが作られています。そのため、忘れた頃に復習できることから文法知識を記憶にしっかり残すことができます。NCCの中級を終えれば文法的に解釈できない文はなくなると思います。
-
本気で勉強したい人
TOEICの点数ではなく、本物の英語力を養成するというのが学院長の方針ですので徹底的に英語と格闘してやろうという気構えがないと挫折しがちです。宿題に萎えて休学又は退学してしまう人もいます。逆に頑張りすぎて体調を崩して休学という人もいます。教師陣が熱心に教えてくれるため、頑張りたい人には最適の学校ですが頑張りすぎも注意です。僕の場合、頑張りすぎて調子を崩し1週間ほど寝込みました。本気の人は体調管理にも気をつけて頑張ってください。その頑張りに応えてくれる学校です。
2 NCCに向いていない人
-
TOIECの点数を上げることが緊急課題の人
TOEICの点数はNCCの授業を受けただけではすぐにはあがりません。転職、昇進などでTOIECの点数が緊急に必要な人はTOEIC専門学校に通うことをお勧めします。ここにも書きましたが、すみれ塾がお勧めです。(すみれ塾のほうではTOEICの点数が目標点を超えたならNCCに行くよう勧めています。)
NCCにも、一応、TOEIC対策なるものがあるのですが、その対策課題の膨大さに驚くと思います。これだけやればTOEIC900点取れて当たり前という量です。NCCは本物の英語力の養成が目的で、TOEICの点数を上げることが目的ではありません。NCCが提示する勉強法でTOEIC860点を達成すれば、間違いなくTOEICの公式評価である「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」を達成していると思います。世間ではTOEICが900点でも話せないと言われていますが、それは試験対策に頼ってTOEICを受けるからです。試験対策なしで860点を達成すればTOEICの公式評価は正当なものになります。
-
勉強時間が確保するのが困難な人
NCCには宿題があり、その宿題は次週の授業始まる前にチェックが行われます。宿題はみんなの前で発表する形式なので出来ていないと恥をかくことになります。宿題チェックが嫌でNCCに行きたくなくなります。勉強時間がない⇒宿題できない⇒NCCに行きたくないは完全に悪循環です。宿題は平日2時間程度確保する必要があるので、最低限の時間を確保できない人は、まずは時間を作れるかどうか真剣に検討してみて下さい。時間がない人はNCCには向きません。ただ、こう言っては身も蓋もないのですが、英語の習得は筋トレみたいなところがあるので勉強時間が確保できないのであれば、他の学校であっても英語の習得は困難かもしれません。
また、NCCでは特別課題があるのでこれをやろうとすると毎日+1時間は必要です。NCCの授業はスピーキングがメインなので、リーディング、リスニング、ラィテンングに関しても伸ばしたい場合は特別課題をこなしていきます。特別課題についてはこちらに書きましたが相当大変です。ですが、英語力の大幅な向上が期待できます。