
よく3週間で英語ペラペラになるっといった広告を目にします。この手の商材はうまくはいかないのは皆さん分かっており、真剣に英語を勉強されている方は英語の勉強の厳しさを身に染みるほど感じているはず。
そうであっても、英語習得には努力が必要だけど、それでもやっぱり上達には個人差があって1年でペラペラまで上達する人もいればやっと片言という人もいます。後者の方は決して努力が足りない訳ではないと思うのですが。
私はやっぱり人には得意不得意があると思います。英語の上達度は以下の式で表せます。
英語力 = 得意係数 × 効率 × 時間 (1)
脇道に逸れますが、JALを立て直した稲盛和夫さんは人生方程式として
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 (2)
(出典:『働き方』稲盛和夫)
を提唱しています。
私の(1)式と稲盛さんの(2)式は似ていて得意係数≒能力です。稲盛さんの式は考え方がマイナスの場合は結果もマイナスになると言っています。一方、私の式はマイナスになる要素はありません。
私の式で言いたいのは、時間をかければどんなに不得意でも効率が悪くても英語力は上達するという式でもあります。よく英語は誰でも話せるようになるといいますよね。この式は時間をかければ話せるようになることを示唆しています。
しかし、得意係数というのがあってこの値が小さいと努力の割に上達しません。得意係数とは、どれだけ英語を習得・吸収できるかの下地があるかということです。国語力(日本語)に比例します。スムーズに論理的に日本語で書いたり、しゃべったりする力です。これが高いと英語の得意係数が高いと思うのです。
私は国語が悪かったので英語も苦手でした。私の場合は普通の人の得意係数が1と仮定するとたぶん0.8位じゃないかと思います。
長くなりましたが、私の言いたいことは2つです。
・英語は勉強すれば確実に上達する。
・得意係数が低い人は英語をやらない選択肢もある。
英語が苦手なら得意なことに時間をかけたほうが、人生生きていく中で、人並み以上の能力を発揮できるのではないかと思うのです。
私は根性で英語を勉強していますが目標を達成したら得意なことに勉強時間の大部分を当てたいと思います。