TOEICの勉強をしていると最近は英語の力ではなくて、国語の力のほうが必要なのではないかと思います。Part7では質問にimplyやsuggestが入っていて、答えを推測させるものが数問出題されます。
これらの問題は、答えがばっちりと本文に書いてあることはなく、消去法的に正解が決まる場合も少なくありません。時間がないTOEICではこの手の問題は本当に厄介です。時間を浪費するのでこの手の問題は手をつけるなら一番最後と指導している参考書もあります。
ですが、今日、書きたかったのはPart7ではなくて、Part2の問題です。こちらも英語力だけじゃなくて、国語力が必要になってきたんじゃないかと思いこれを書いています。
今日のスタディサプリのPart2の問題。
Where’s the registration desk for this conference?
この会議の受付デスクはどこですか。
正解
It’s no longer being attended.
もう担当者がいません。
引用)スタディサプリ English TOEIC
マジですか?これはいくらなんでも問題と回答の距離が遠すぎないでしょうか?百歩譲って「担当者がいないですけどいいですか?」の疑問文返しならまだわかるのですが・・・この問題は質問と回答が遠い。
他の選択肢が「9時からです」と「あなたの準備ができたときに」ですから、消去的に回答が導かれるのでしょうか?
「9時からです」だって正解にしようと思えばできると思います。例えば、”受付デスクの場所なんて聞いても意味ないですよ。どうせ9時にならないと開かないですから”という意味なら「9時からです。」も正解になりうると思うのですが・・・
今回の話はここまでですが、今回の文法の確認もしておきたいと思います。
上記の問題にはno longerが出てきました。no longerは「もはや~ではない。」という意味で僕はなんとなく好きな表現です。
NCC綜合英語学院ではno longerは大事ですが、この表現の組としてanymoreも覚えるよう教えます。上記の例だと
It’s not being attended anymore.
no longer は否定表現なので、日本語の「~でない」に引っ張られて否定文を作ってしまう可能性があります。
× It’s not no longer being attended.
こんなミスをしないために単純な否定文に付加するだけで使えるanymoreのほうがno longerより使い勝手が良いとNCC綜合英語学院では教えます。
確かに英語の否定表現は罠表現が多くて、「私も知らない」と言うときは
I don’t know it, too.
とやってしまいそうですが、正しくは
I don’t know it, either.
こんな場合に備えてNCC綜合英語学院ではtooは使わずalsoを使えと指導します。
I also don’t know it.
I also know it.
alsoは肯定も否定もどっちもOKなので、tooかeitherかを考える必要がないです。こんな表現をNCC綜合英語学院では得意技といったりします。