雑記

アメリカの空港にて (失敗談)

 

f:id:morisan3rd:20190418221324p:plain

出張でアメリカに行ったときの話です。出張での用件が終わり、日本に帰る現地の空港でのこと。どうやら飛行機の出発が遅延する模様でした。何度か説明のアナウンスが英語でありました。まさにTOEICのパート4で出てきそうなシチュエーションでした。瞬間的にこれは自分の英語力が試せると思いました。TOEICの本番版!? 実際にアナウンスを聞いてみるとしゃべるスピードはそんなに速くありませんでした。TOEICはゆっくりしゃべりすぎという批判がありますがその批判は当たらないなと思いました。でも、内容が理解できたかというと・・・。理解できたのは20%以下でしたね。まだまだです。周りがうるさいというのを差し引いても自分のリスニング力は全然足りないと自覚したのでした。あと、現実世界では大事のは、飛行機がTOEICの出題のように何が原因で遅延したということを聞き取るよりも、何番のゲートに行けとか、何時に出発とか細かい情報を聞き取る力がだんぜん大事です。TOEICは細かいことは聞いてきませんが、現実はむしろ細かい情報のほうが命です。これが分からないと具体的に行動できません。

このアナウンスは飛行機が成田行きにも関わらず、日本語の案内がないというもので困っている日本人は数名いました(本当の最後に最後に日本語の説明がありましたが)。20%以下だけ理解できた私は、得意げに20%の知識をフル活用してとなりの御年輩のご夫婦に状況を説明して差し上げました。・・・たぶん、ふんだんに嘘も入っています。(ここでお詫びしておきます。)

その後、なんだかんだと2時間以上待った挙句、飛行機が飛べないことが確定して欠航が決まりました。1/3位の人は他社便に振り替えになったのですが、私の場合は翌日便ということになりました。ホテルと食事のクーポンを用意してくれるとのことで、一回、搭乗口から出て発券カウンターへ行ってくれとのことでした。

発券カウンターでは、ホテルの手配を専門にしているのではなく、他のお客さんが航空券を買ったりしているので、僕は自ら状況を説明してホテルの場所や食事のクーポンを受け取らなければなりません。列にならんでいるとカウンターの女性はめちゃくちゃ早い英語を喋っています。やばい列に並んだな・・・ ここはスピーキング+リスニングのダブル能力が試されいる。

よいよい私の番です。これはやばいと思った僕は何かを聞かれる前に言いたいことは先にいってしまおうと作戦を立て、話すべき英文を予め考えて臨みました。そして、僕から話始めました。その反応が・・・ 「私、日本語わかります。」でした。がーーん。前の日本人には英語で話していたじゃん。僕には英語で返してくれないんかい。日本語で返すってことは全然ダメダメな英語だったってこと?さすがにその反応に対して英語で返す気にはなれず、ホテル・食事のクーポンとホテルへの行き方を日本語で教えてもらいました。 

これは2016年の話なのでNCC綜合英語学院に入る前の出来事です。この悔しい思いをしたからこそNCCに入ったのもあります。このころの英語力はTOEICが700点に到達した位です。英検は準一にはまだまだって感じでした。(2020年現在はTOEIC825点、準1級を取得しました。)今の英語力はどうでしょうか。スピーキングは2年前より上回っていると思いますが、リスニングはあまり伸びていない気がします。今年も何度か海外出張があると思いますので真剣に勉強して行きたいと思います。

追記)

ホテルは結構いいホテルでしたよ。食事も夕食と朝食で計80ドル位のクーポンでした。やはり大きい航空会社はこういったところが安心です。LCCだと単にお金が帰ってきておしまいだったでしょう。スピリッツという激安LCCの悲惨例が検索すると結構でてきますね。

追記の追記)

悪天候(inclement weather)でプロペラが凍結で飛行機の出発が遅延というTOEICに出てきそうなシチュエーションにも2019年に遭遇しました。海外での飛行機トラブルは3回です。

 

(2020年10月11日追記)