NCC綜合英語学院は生徒に沢山の英語を勉強させる仕組みがありますが、その1つが宿題です。宿題をやってきたどうかは毎回チェックされます。やってこない場合は先生にその旨を申し出て恥を忍ぶか、敢えて遅れて授業に参加するしかありません。遅れてくる場合も授業の後半にまた別の宿題チェックがあるため、簡単には逃げられない仕掛けとなっています。
具体的には、「例文の暗記・暗唱」「単語・口語表現の暗記」及び「インタープリテーション」です。完璧にやろうとすると一日2時間程度(少なくとも1時間)は宿題のために勉強時間をかける必要があります。さらに英語の習得の速度をもっと上げたいという希望者には特別課題という追加の課題もあるので勉強時間はさらに増えます。具体的にどのような宿題かを説明します。
- 例文の暗記・暗唱
NCCにはECOP(English Constructions for Oral Practice)と呼ばれる独自の教科書があります。授業ではこれをメインに使い、日本語を英語でしゃべるにはどうするかを学びます。特に日本人が英語を話すときにどのように話せば話しやすいかという点で作られているのでこの授業は本当に貴重です。授業の一部は以下で公開されています。
ここで学んだ日本語から英語への変換を一週間かけてスラスラいえるようにします。日本語は見ても良いので瞬間英作文に似ています。上記のリンクの例では、
日本語
アメリカ政府は、その外交官が二国間会議をうまく処理する方法を知りえなかったことに苛立っているようだ。
英語
It seems that Washington D.C. is irritated by the fact that the diplomat didn‘t know what to do with the bilateral conference.
のように組になっています。宿題では日本語を瞬間的に英語に直せるよう練習をします。体にしみ込ませるまで何回も練習する必要があります。この効果はスピーキングだけでなく、ライティングはもちろんのこと、リスニングにも効果があります。
- 単語・口語表現の暗記
単語は10個~15個、口語表現は5文~10文程度を覚えます。単語は、組になる単語を覚えていくものです。例えば、purchase – buy といった感じです。buyを見て即座にpurchaseが答えられるように練習します。単語のレベルはクラスにもよりますが、中級準備から中級では英検準一位のレベルの単語を覚えます。口語表現は英語の各種表現を覚えます。口語なので砕けた表現などを覚えます。こちらも日本語を見てそれを瞬時に英語で答えられるようになるまで練習します。
- インタープリテーション
これは日本語の話(1000文字)を英語に直していく訓練です。まさにスピーキングの練習です。話終える時間をできるだけ短くするように練習します。英語にしずらい日本語もあるので意訳していく必要もあります。インタープリテーションについてはまた別の機会に書こうと思います。
このようにNCCはたくさんの時間がかかる宿題を提供してくれます。しかも、チェックもあるので気が抜けません。チェック時に正確かつ流暢に答えられないと『Next Person』と言って飛ばされます。これはとても悔しい思いをします。ですのでみんな真剣に勉強してきます。NCCの宿題はよくできているなぁと感心させられます。
真剣に英語を鍛えたい方はNCCはおススメです。ホームページは怪しいですが学校の品質は保証できます。